
TECHNOLOGY
技術資料
赤外線の特徴と性質
1.遠赤外線とは
遠赤外線とは、太陽光線の80%を占める赤外線の中で4~50ミクロンの電磁波で、3~5cmの深達力をもっている目に見えない<生育光線>です。
電磁波の種類・名称・特徴一覧表

2.赤外線とは

赤外線は、電波や目に見える光などと同じく、電磁波の一種です。太陽の光を三角プリズムに通すと、七色に分かれますが、その一番端の赤色の外側の目に見えない所が赤外線です。赤外線は電磁波ですので、ある波長を持っています。可視光線より長く、マイクロ波より短い、0.8μm~1000μm(1μm=1/1000m)の範囲ですが、約5μmより波長が長い部分を、遠赤外線と言っています。物質には、その持っている熱エネルギーを、電磁波で伝えようとし、その量と波長は、その物質の温度によって変化します。この関係は、(1)ブランクの法則、(2)ステファン・ボルツマンの法則(3)ウィーンの変位則などによって示されます。
3.遠赤外線の特徴
遠赤外線は、可視光線と同じように空気中を直進します。そのため、中の空気は暖めずに、遠赤外線が当たった所だけが加熱されます。また、反射板により、決まった方向に反射させることも出来ます。
遠赤外線は、物質に吸収されてから加熱効果を発揮しますので、波長によって吸収され易さに差があります。また、加熱する物体によっても、吸収しやすい波長が違います。従来から広く使われている赤外線ランプは、近赤外線がほとんどで、赤く見える光は可視光線ですから、物体に吸収され易い遠赤外線による効果は期待出来ません。そこで遠赤外線を多く放射するような材料が研究され、遠赤外線ヒーターが製品化されています。

