石英ガラスヒーター
特徴・用途・使用方法
主な特徴
石英ガラス管は、高い絶縁性を持ち内部からの透過による輻射熱は、高い熱効率を生みます。
本製品はガラス管を用いるため非常に割れやすいですが、酸性浴には優れた耐薬品性を持っています。
主な用途
酸性化学薬品の加熱・保温
海水の加熱・保温
写真現像液、消毒液など
他の金属イオンの溶出を嫌う薬品の加熱などに適しています。
※弗化物濃度の高い液体・アルカリ性浴には推奨出来ません。
使用方法
ヒーターは取付金具(フック)で、タンクの縁に設置します。
ヒーター管の上部にある水位線(赤)が、L型は底辺全体が液中に隠れるように設置します。
設置が終了してから通電します。
※石英管の破損防止のため、保護管の使用をお勧め致します。
※110V1.5kW・110V2kWは、プラグなしになります。
石英ガラスヒーター 製品ラインナップ
オプション対応
特殊形状
電圧に関して、110V・220Vが標準ですがオプションにより特殊電圧も製作可能です。
※表示電圧を超える電圧を印加しないでください。
※特殊電圧の際は、必ず弊社営業までお問い合わせください。
PVC(塩化ビニル樹脂)、HT(耐熱塩化ビニル樹脂)、PP(ポリプロピレン樹脂)、T(純チタン)保護管
PVC、HT、PP板フランジ。
発熱部と槽の接触防止用フッ素樹脂(PTFE)リング
※オプションにて指定のプラグも御用意致します。
※石英管外径には誤差があります、外径の公差指定がある場合は事前にお問い合わせください。
型番の見方

ヒーターのお手入れ方法
ヒーターを安全に、そして長くご使用いただくためには、定期的な点検とメンテナンスが大切です。
付着物や汚れを放置したまま使用を続けると、過熱や断線、故障の原因となる場合があります。
以下の手順に沿って、正しいお手入れを行ってください。
メンテナンスの前に
必ず電源プラグをコンセントから抜き、ヒーター本体が完全に冷めるまで(目安:30分以上)お待ちください。
通電中や高温状態での作業は、感電・やけど・空焚き事故の原因となります。
ヒーター本体の清掃方法
ヒーター表面に付着物やスケール(汚れ・沈着物)がある場合は、柔らかいスポンジや布でやさしく拭き取ってください。
金属製のヘラ・ワイヤーブラシ・やすりなどの硬い道具の使用は避けてください。表面を傷つけると、腐食など故障の原因になります。
コンセント・プラグ部分のお手入れ
差し込みプラグやコンセントにホコリや汚れが付着している場合は、乾いた柔らかい布でやさしく拭き取ってください。濡れた手で触れたり、水分を含んだ布を使用したりしないでください。感電やショートの恐れがあります。
キャップ部周辺及び電源コード部は樹脂製です、ベンジンやシンナーで拭くと変質する原因になります。汚れがひどい時には、水または中性洗剤に浸した布をよく絞り拭き取ってください。その後、乾いた布で水分をよくふき取ってからご使用ください。
注意事項
ヒーターの異常(変色・異臭・異音など)を感じた場合は、直ちに使用を中止し、点検・修理を依頼してください。